陽だまりの中で [のだめカンタービレ二次小説(短編)]
けだるいような溶けて行きそうな感覚で
俺は目を開けられずにいた。
同時に開けてしまうと大事なものを失いそうで
怖かった。
どれくらいたっただろう。
誰かが俺の額にはりついた前髪を優しく取り去ってくれている。
これは夢か?
それともあの世か?
そう思ってるといつか聞いた声がした。
「風邪ひきますヨ」
この甘えたような声は・・・・。
この大きくてやわらかい手は・・・・。
「真一くん」
目を開けても大丈夫だろうか?
不安が押し寄せてくる。
「・・・・起きて下サイ」
冷たくて柔らかい感触。
堪えられない気持ちになり思い切って目を開けた。
躊躇なく目に飛び込んでくる光。
「うっ・・・」
「いつの間にか転寝ちゃったんデスね」
少し笑いながら見慣れた顔が見えた。
「のだめ・・・」
安堵感で満たされていくのがわかる。
いつか失うかもしれないかもしれない
言い知れない不安が俺の心のどこかにあったのだろう。
俺は目を開けられずにいた。
同時に開けてしまうと大事なものを失いそうで
怖かった。
どれくらいたっただろう。
誰かが俺の額にはりついた前髪を優しく取り去ってくれている。
これは夢か?
それともあの世か?
そう思ってるといつか聞いた声がした。
「風邪ひきますヨ」
この甘えたような声は・・・・。
この大きくてやわらかい手は・・・・。
「真一くん」
目を開けても大丈夫だろうか?
不安が押し寄せてくる。
「・・・・起きて下サイ」
冷たくて柔らかい感触。
堪えられない気持ちになり思い切って目を開けた。
躊躇なく目に飛び込んでくる光。
「うっ・・・」
「いつの間にか転寝ちゃったんデスね」
少し笑いながら見慣れた顔が見えた。
「のだめ・・・」
安堵感で満たされていくのがわかる。
いつか失うかもしれないかもしれない
言い知れない不安が俺の心のどこかにあったのだろう。
もう少し、長い方が良いと思います。が、千秋の気持ちがわかる文章でした。これからも頑張ってくださいね。
by サラ (2015-08-30 15:47)
サラさま、感想を下さってありがとうございます!
千秋は才能に恵まれて俺様な部分はありますが
「悪いクセ」でも書いたように人には見せない弱さも
持っている気がします。
また書き始めるかもしれませんので
よろしくお願いします。
by shingo (2015-08-31 18:31)