千秋の子育て奮闘記(1)(のだめ) [のだめカンタービレ二次小説]
今日からのだめは学校生活を再開する。
一年以上のブランクがあって不安もあるが
俺は前以上に上達できると思ってる。
「行ってきマス」
「うん。気をつけて」
優一と希を抱いてのだめを見送る。
「「ま・・ま・・」」
ふたりとも抱っこをせがむように
両手を前に出してたどたどしくママらしい言葉を言っている。
俺は落とさないように必死で抱きかかえる。
「ゆうちゃん、ノンちゃん。ママ、行ってくるね」
二人の頭を撫でて元気よく学校に向かった。
下ではターニャとフランクが待ってる。
以前と変わらない様子にほっとする。
仕事を減らし多分、時間に余裕が出来た。
俺が仕事じゃないときは二人の面倒を引き受け
俺ものだめも仕事のときはベビー・シッターを利用する。
二人とも無理をしないと話し合って決めた。
窓からのだめを見ていたが見えなくなると
二人一緒に泣き出した。
「おいおい・・・」
「「ウェー・・・ン」」
ずっとあいつが一緒だったからしばらくはこんな調子だろうな。
どうにもならないとわかると
床に寝転がって体を大きく動かす。
どれもこれも×二倍ともなると凄い迫力だ。
抱き上げても泣き止まない。
しまいには泣きすぎて咳き込む。
歯固めを手渡しても投げ返す。
手当たり次第傍にあるものを投げつける。
その時俺はのだめの言葉を思い出した。
『どうしても泣き止まないときはこれ見せて下サイ』
と手渡されたビデオテープ。
中身は大体想像つくが・・・。
2008-02-04 16:50
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