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千秋の子育て奮闘記(3)(のだめ) [のだめカンタービレ二次小説]

昼食が終わって着替えさせる。

一日三回は洗濯機を回さないととても着替えが追いつかない。

こんな時でも優一は俺が手を出すのは嫌らしく手を払いのける。

希は自分でしようとはしない。

でも着替えさせようとすると面白がって逃げ回る。

逃げ足が速くて捕まえるのが大変だ。

ピアノの置いてる部屋には行けない様にベビーサークルを取り付けているが

それをガタガタと音を立てるのが面白いのか揺らしている。

大事なものは下には置けない。

まあ判断できないから仕方ないが前に楽譜を破られてしまってからは

気をつけている。

しばらくしてお昼寝の時間。

二時から三時半くらいまでいつも寝てる。

先に希が寝ればいいが順番が逆だと

寝れない希が優一を起こしてしまう。

一緒に寝ていたいけど仕事の楽譜の見直しや

準備があるからなるべく音を立てないようにそれらをする。

寝てくれてる時間だけが自分のしたいことが出来る。

今まで時間のやりくりとか考えなかったけど

少しずつそれが当たり前になってきた。

自分の部屋で転寝していると

隣から泣き声が聞こえた。

もう起きたんだろうか?

眠気眼で時計に目をやる。

四時過ぎ・・・。

ちょっとだけと思っていたのに

一時間くらい眠ってしまっていたらしい。

慌てて隣の部屋に行くと

テッシュペーパーが全部引き出している。

部屋中がテッシュペーパーだらけ。

二人はおもちゃの取り合いで喧嘩している。

食べたりしたら大変なので慌てて片付ける。

同じものが二つあってもどちらかが持った物が

いいと思うのか取り合いになる。

「希のはここにあるだろう」

同じもの差し出しても見もしないで優一の持ってるのもを取りに行く。

喧嘩は希の方が強い。

泣き出すのはいつも優一。

夕食の買い物もあって二人をベビーカーに乗せる。

これも一仕事。一人乗せてる間に一人が逃亡・・・。

「ママが帰ってくるまで買い物に行こうか」

「まま・・・」

ベビーカーは並列に並んだものか

盾形のしようか迷ったが並列のものを買った。

どちらかがちょっかい(ほとんどが希だけど)出して

つかみ合いの喧嘩になる時もあるけど

同じ目線で同じ景色を見せたかったから。

ベビーカーを押していると時々石畳の隙間に車輪がはまって動けなくなる。

二人で二十キロ強・・・。

でもそんな時は必ずと言っていいくらい道を歩いてる人が助けてくれる。

子供が出来たそれだけで色んな事が見えてきた。

普通の暮らしの大切さや人の優しさ。











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