拍手に入れていた小話です(のだめ) [のだめカンタービレ二次小説(短編)]
「高橋くんの欲望」
ギリシャの彫刻を思わせるよな千秋くん。
見れば見るほどうっとりする。
想像できるけど一糸も纏わない姿を見てみたい。
千秋くんがいるからR★Sオーケストラに入ったのに
フランスに行くなんて話が違うじゃないか。
オケにはいればチャンスがあると思ったのに・・・。
でも音楽を続けてる限りチャンスがないわけじゃない。
それに僕だっていつまでも日本にいるつもりないし。
そう思うだけでワクワクする。
「真澄ちゃんの祈り」
千秋さま、風邪など引いてませんか?
真澄はなんとか頑張ってます。
宇宙より遠い存在だった千秋さまと
こんなに親しくなるなんて
これも不本意だけどのだめにおかげですね。
変態でも落ち込むことあると思いますから
ご迷惑でしょうが慰めてやって下さいね。
今後のご活躍お祈りしてます。
「峰くんの悩み」
俺は誰が居なくなってもR★Sオーケストラを
続けるって決めてた。
でも・・・、実際存続は難しくなってきてる。
松田さんも欧州に行った。
夢とか情熱だけじゃダメなんだろうか?
清良にも千秋にも追いつけない。
千秋と同じ舞台に立ちたいと思うのは無謀なのか?
次元の違いがはっきりと見えるのは
自分が未熟だからか
才能がないからか。
みんなに嫉妬なんかしたくないのに。
俺ってこんなにつまらない奴だったか・・・。
「清良の独り言」
机の上には沢山のエアメールが置いてある。
「本当に暇なの?って言いたくなるわ」
一週間に一通は龍太郎からのエアメールが届く。
内容は励ましや体の事を気遣ってくれてる。
大切に想ってくれる気持ちはすごく伝わってくる。
でも少しだけそれが重荷に感じることもある。
そして手紙の最後は愛しの龍太郎よりと書かれてる。
どんな顔して書いてるんだろうと
想像すると心がちょっと軽くなる。
何もしてあげれない自分が酷い女に思えて
辛くなる。
「もっと甘えてあげればいいのかな・・・」
R★Sの写真を見ながら呟いた。
「ターニャの困惑」
本当に何考えてるかわかんない!
どう考えても順番違うじゃない。
『一緒に住めばいいのに』
同情なんて要らない!
どうしてあんな「グローク」なんかに・・。
やだ、どうして涙なんかでてくるのよ!
自分でもわかない・・・。
「黒木くんの困惑」
住むトコないっていっから
一緒にって言っただけなのに・・・。
別にターニャじゃなくても
そう言ったと思うし。
どうして僕が怒られなきゃならないんだ・・。
当人よりも周りの方が良く分かる事って多いですよね。
二人がどういう方向に行くか楽しみです。
「エリーゼの独り言」
やっとあのエロじじいのお守りから解放された
と思ったのに。
千秋の仕事が増えたのでシュトレーゼマンを
押し付けるわけにもいかない。
いっそ椅子にくくり付けようか
それとも独房にほうりこもうかしら?
ダメだわ。
オリバーだってかいくぐって逃げ出すくらいだもの。
ほらまたオリバーから電話・・・。
『逃亡しました!』
「逃亡先は?」
『円とパスポートが消えてます』
「また日本なの・・」
千秋がこっちに来てから日本には興味ないはずだけど・・。
『あとメイド喫茶のカタログが・・』
「秋葉原ね。わかったわ」
芸者遊びにキャバクラ、今度はメイド喫茶。
本当に次から次へと・・・。
エリーゼの受難は続きそうです。
まるでマングースとハブの戦いでしょうか?
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