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求めるもの(4) [のだめカンタービレ二次小説]

「恋人なのに心配じゃないの!?」

ターニャは悪い子じゃないけど

自分の思ったことをストレートに口にしてしまう事が多い。

「そんなはずないよ。それはちょっと・・・」

フランクがすぐに助け舟を出してくれる。

「だってのだめの様子見てたらそう思うわよ」

いつもと変わらない様子がきっとターニャには気に入らないんだ。

「・・・・心配してないわけないじゃないデスか・・・。

髪を振り乱して泣いていたらいいんデスか?のんきに学校に

来ちゃおかしいデスか・・・・?」

耐えられなくなって反論した。

「別にそんな事・・・」

ターニャはひるんだ。

「のだめ・・・・」

フランクは信じられないような顔で見ている。

じゃあ、どうしろっていうの!?



「先に行きますから!」

二人を振り切るようにレッスン室に走った。



電話も通じない、あのエリーゼさんも行方が掴めない。

じゃあ、何処にいるの?

その問いは真一くんが居なくなって何毎万回も

頭の中で巡ってる。


悪い風に考えたくない。

だから平気なフリしてるのに

どうしてそんな事言うの・・・!



―その頃俺は信じられない場所に居た―




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