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久しぶりに会いたくて [のだめカンタービレ二次小説(短編)]

「なんだか久しぶりで緊張してマス」

のだめの足は少し震えてるようだった。

「のだめにしてはめずらしい事言ってるな」

人差し指でちょんと突く。

「ここの管理人がずっと放置状態だったんデスよ。

仕方ないじゃないデスか」

「うん。確かにな。きまぐれだからな」

「どうして呼び出されたんでしょう?」

「さあな」

さすがの千秋もわかりかねているようだ。

(管理人は会いたくなって・・・)


「そんな理由で忙しい俺らを呼び出したのかよ!」

「のだめもピアノの練習を中断して慌てて来たんデスよ」

(すいません)

「ったく、帰るぞ。のだめ」

「ハイ・・・」

「何だよ」

「でも、あの・・」

のだめはおどおどした様子でその場を動こうとしない。

「いくぞ」

半ば強引に手を掴んで行こうとする千秋。

それを振りほどくのだめ。

驚きを隠せない千秋。

「何か、よくわからないんデスけど管理人さん寂しそうで」

「はあ?」

(のだめちゃん、心配かけてごめんなさい。二人になんだか会いたくなったんです)

「そうだったんデスか。大丈夫ですヨ。のだめも真一くんも

いつも見てマスから」

(何だか本当に嬉しくて泣きそう)








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