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遥かなる思い(1)(テラ) [地球へ・・・二次小説]

「我々はいつになったら安住の地に辿り着けるのだろう」

ソルジャーブルーは落胆した様子で呟いた。

「ブルー・・・」

どう慰めていいのか分からないフィシスは

言葉を詰まらせていた。

「・・・すまない。僕が弱音を吐いちゃいけないな」

自嘲げに笑うがすぐにそれも消えた。

「お疲れなのですね」

「そうかもしれない、ただ漠然と待つのが」

「もうすぐ運命の子(ジョミー)が誕生します」

「ああ、でも彼を巻き込んでしまうのが申し訳ない。

自分の与り知らぬところで事が進んでいるとは不憫でならない」

「彼は我々にない強さを持っています」

「それ故に孤立してしまうだろう」

孤独は自分がよく知っている。

だからこそ他のものには味あわせたくない。

「そうかもしれません。ですがもう運命の輪は動き出しています。

彼が望もうと望まなくとも・・・」

「誕生と同時大きな使命を与えられる。なんて残酷な運命だ」


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