SSブログ

あけましておめでとうございます! [管理人の近況]

あわただしく年が明けて

もう夕方です。

昨年は仕事が忙しくて趣味の時間がほとんど

ありませんでした。

いつもの言い訳ですいません・・・。

今年は少しでも更新出来たらいいかなと思っています。

こんな管理人ですが宜しくお願いします。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

またしても。。。。 [管理人の近況]

信じられませんが、またしてもPCが二二日壊れてしまいました。

五年しか持ちませんでした・・・・。

以前も年末に壊れて翌年の二日に買ってもらったと

こちらに書かせてもらいましたがこんな偶然があるのでしょうか?

今日クリスマスプレゼントとして買ってもらいました。

嬉しいですが少し凹みました。

『のだめ』の更新はあまりできずすいません。

今月四週連続土曜が仕事で一日しかない休みは

あっという間に過ぎます。

九月から定時で追われた日は二日だけ・・・・。

いいわけですが・・・。

来てくださってる方々本当にありがとうございます!
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

秘密(17) [のだめカンタービレ二次小説]

翌日、シュトレーゼマンの引退のニュースが世界を駆け巡った。

改めて彼がどれほど偉大な存在であったかを

知らしめる結果となった。

一部のメディアでは痴呆が進行してこれ以上現役続行が難しいとか

悪意に満ちた推測が飛び交っていたがそれを消してしまうほど

好意的な内容のものが多かった。

そして世界の注目は最後の公演が何処で行われるかと言う

興味に変異した。



ー事務所ー

「会場は幾つか候補が出てるけど」

エリーゼはプリントアウトされた用紙を見ながら言った。

あの泣いていた弱々しい彼女はもう居ない。

「私はその選択を君に委任するよ」

シュトレーゼマンは手を組みいつもはあまり見せない真剣な顔で言った。

「俺が発言していいのならアルテ・オーバーがいいと思う。

収容も2500人だし」

「渋い所ねえ」

「歴史ある場所だ。私は良いと思うよ」

「じゃあ、ボスに報告して承諾を得たら話を進めるわね」


「女は強いな」

呆れたように千秋。

「non、男が弱いだけだよ、チアキ」

シュトレーゼマンは可笑しそうに言った。


彼はいかなる時もフェミニストで穏やかだ。

ただ彼の場合その方向性に多少問題があるが。
















nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

秘密(16) [のだめカンタービレ二次小説]

「貴方も私が決断すべきだと思われますか?」

目を真っ赤にしたエリーゼはラードルフに問いかけた。


「そうだね」

思ったとおりの答えだった。

他の答えを期待したわけではない。

それでも聞きたかった。

自分の迷いを消して欲しかった。


「本当に私が決めても良いのでしょうか?」

これ以上は無駄だと分かってはいるが

口から言葉が出てしまう。


「フランツは思った以上に臆病でね。誰かに決めてもらわないと

その場に立ち止まったままになってしまうと思うよ」



「・・・・・・」

エリーゼは一度、気を引き締めるように口をキュッと結んで

目を見開いた。


いつものエリーゼだ。

聞き分けのないマエストロを抑えつける彼女だ。


涙は止まった。

彼女は強い。

いや、本当は強いフリをしているのかもしれない。


千秋はやり取りを見ながらそう思った。


そして彼女もまたシュトレーゼマンの音楽をこよなく愛しているのだと。

そしてどうしようもない彼を人間として好きなのだ。


「フランツ・フォン・シュトレーゼマン、マネジャーである私は貴方の契約を

白紙に戻します」

その声は冷酷でまるで感情が篭っていなかった。

その言葉にシュトレーゼマンは項垂れて小さく頷いた。


俺が同じ立場なら死刑宣告を受けるようなものだ。

耐えられない。



「・・・・・但し、最後に千秋真一と競演をして頂きます」


俺も師匠も驚いた顔でエリーゼを見た。


「それが私の下した決断であり、決定事項です」

エリーゼの表情が歪んだ。











nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

相変わらずのマイペースですいません [管理人の近況]

今日、NHKBSプレミアムで午後二時から

「のだめカンタービレ最終章前編」が放送されます。

今後こそきっちりと保存します!

そして感動を再び!!

妄想を全開に。

いつも来てくださる方々本当に

ありがとうございます!!
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

誕生日(千秋真一) [のだめカンタービレ二次小説(短編)]

「ノンちゃん、今からパパお仕事だから」

のだめは中々離れようとしない希を俺からそっと

引き離した。

「あ、ありがとう」

シャツの皺を伸ばす。

日を追うごとになついてくる娘が愛おしい。

優一はおとなしく床に座っている。


「誕生日なのに仕事なんてなんだか可哀想デスね」


「仕方ないさ」


誕生日が特別だった事はもう昔だ。

帰ってこない父の代わりに母がケーキを買って祝ってくれたのは

いつだったかもう思い出せない。


「今日、時間があったらケーキ買っておきマスから」


二人を連れての買い物は大変な事くらい俺は分かっていた。

優一はともかく希はじっとしていたためしがない。


「いいよ。ケーキなんてなくても」

自己中の俺がこんな風に譲歩出来るのも

子供が出来たおかげだ。

のだめが在学してた頃、一人で二人の面倒を何度もみていたから

大変さは分かっている。


「でも・・・」

のだめはもうしわけなさそうな顔で見る。


「俺が帰りに買ってくる」


自分の誕生日のケーキを自分で買うなんて少し変だけど

まあいいだろう。




ルー・マルレの通し練習が終わり、帰ろうとした時

空から白いものが落ちてきた。



「雪か・・・・」

手の中で解けていく雪を見ながら

浮かんだのはのだめと二人の子供たちの顔だった。


「あいつら喜んでるだろうな」

日本よりこっちの方が雪が降る事は珍しい。

後から知った事だが雪に一番喜んだのは

のだめだったらしい。


駐車場の少し手前の一軒のケーキ屋があったのを

思い出して入るとのだめが奇声を上げて喜びそうなものが

沢山あった。


優一と希はまだ食べれないから

俺とのだめの分でいいか。


でもこれを見たら欲しがるだろうな・・・・。





「おかえりなさい」

のだめが二人を抱いて出迎えてくれた。

「?」

ケーキを持っていない俺を不思議そうな顔で見ている。


「忘れたわけじゃない。まだ二人が食べれないから

欲しがると可哀想だから買わなかったんだ」


「そうなんデスか」

しょんぼりした顔ののだめ。


「今度、二人とも外の時にでも食べに行こう」

「本当デスか!?」

ぱっと嬉しそうな顔に変わる。


デートも最近していなかったな、そういえば。








nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

秘密(15) [のだめカンタービレ二次小説]

俺はエリーゼがこんなにもシュトレーゼマンの事を大切に

思っていた事を知らなかった。

でも思い返せばギャラだけであんな困ったじじいの世話なんか

出来ないだろう。

幻滅する気持ちもあっただろうに止めなくて

只管、彼のフォローをやっていたのは捨てきれない思いが

あったのかもしれない。


エリーゼ自身迷っていた。

完璧なシュトレーゼマンを残し、このまま姿を消してしまえば

その名は永久に刻まれる。

老いぼれてしまった彼をさらす事は身を切られるように

辛いが、彼の存在を消したくはなかった。



「君に引導を渡して欲しいのだよ」

シュトレーゼマンは別れを示唆するように左手を向けた。


「・・・・そんな残酷な事できない・・・わ」

こんな風に自分に決めさそうとする彼に憎しみすら感じた。

長い時をかけたものをこんなにも簡単に壊せない。

そんなに簡単に決められない。


「君が支えてくれなければ私はここまで来れなかった。

だから最後は君に託したい」


「そんなの卑怯じゃない」


「そうだね。そうかもしれない。だけど君だからいや君にしか

頼めない事なんだよ」


「・・・・・・」

即決できる問題ではない。

これまで一緒だった時間は決して短くはないのだから。


「ちょっといいだろうか、お嬢さん」

兄のラードルフが話しかけた。


「フランツをずっと支えてくれてありがとう。いつか会って感謝を

伝えたいと思っていたので今日会えて本当に嬉しいよ」

シュトレーゼマンとよく似た顔立ちにエリーゼは見惚れるように

見ていた。

握手を交わした手は少しごつごつしていたが温かかった。













nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

秘密(14) [のだめカンタービレ二次小説]

「エリーゼ・・・」

シュトレゼーマンはすまなさそうな顔でエリーゼを見た。

明らかにいつものエリーゼとは様子が違う。


できる限り文句を言ってやろうそう思っていたのに

何もいえなかった。

代わりのポロポロ涙が零れてきた。


「似合わないじゃない!いつものエロ・・・じじい・・はどうしたの・・よ」

それが今のエリーゼには精一杯だった。


「エリーゼ・・・」


「全く・・・、こんないい女を振り回して!」

憎憎しげに言った。

しかし、その言葉はいつもの高圧的なものではなかった。


「また君を泣かせてしまったネ」

その言葉にエリーゼは涙を止めてシュトレーゼマンをじっと見た。


「随分前にも君を泣かせてしまっただろう?」

「えっ?」

「君はまだ子供だった。演奏が終わると目を真っ赤にして

私の傍に駆け寄ってくれた」

「覚えて・・くれていたの?」


「ハイ。ボスから紹介された時すぐに気付きました」

「だってそんな事言わなかったじゃない」


「・・・・君の方が忘れているんじゃないかと思ってた。

偶然だと思ってたから。だけど私のように素行に

問題のある人物のマネジャーになろうなんて人間はそうはいない」


「ずるいじゃない・・・」

顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯く。


「君はいつも全力を尽くしてくれた。感謝してるよ。

本当にありがとう」


昔と変わらない優しい笑顔。


「これで終わりみたいな言い方じゃない」


「そうだね。もう私はシュトレーゼマンを演ずるのに

疲れてしまった」

「どうして!?まだまだこれからなのに」


「君の気付いてるだろう?」


エリーゼは唇を噛んだ。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

今年も大変お世話になりました! [ご挨拶とお礼]

今年も多くの方々が来て下さってありがとうございました!!


「過労自殺」や「いじめ」やなど多くの悲しい出来事が

ありましたね。

「過労自殺」は自分の子供と同じくらいのお嬢さんでしたので

本当にショックでした。

電津の会社が十時には消灯したというニュースを

聞いた時、ほっとしたというより心配になりました。

会社でできない分、家に持ち帰って

するかもしれないと思ったからです。

サービス残業ですよね。

36協定等があるからと遅くまで仕事をしても

つけてもらえない事が私が働いていた頃も

ありました。

水面下で進んでいく悪しき習慣を

改善すべきではないでしょうか?

「いじめ」という言葉は無くなりませんね。

死語だといえる日は来るのでしょうか?

自分も含めて今の人は程度を知らない気がします。

これ以上したら命にかかわるその認識のなさと

一人死んだとしても自分は死刑にならないという甘さが

ある以上無くならないし、自分がそのつもりがなくても

相手が「いじめ」と感じたら「いじめ」だと思います。

「悪ふざけ」という簡単な言葉で片付けないで欲しいです。


真面目すぎる文章ですいません。


皆様、良いお年をお迎え下さいませ。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

秘密(13) [のだめカンタービレ二次小説]

エリーゼがドイツに着いたのは夜もすっかり深けていた。

シュトレーゼマンの居場所は何となく分かっていた。

母親の墓地の近くにある兄の所であろうと大体見当が付いていた。

ただ、そこを訪れて何を話せばいいか分からない。

急遽、飛行機で来たがまだ心の整理は付いていなかった。


「私は何をやっているのかしら。まるで逃げ出した恋人を

追いかけてきた女じゃない」

エリーゼは自分の行動を笑った。



私らしくもない。

此処まで来たのだから

このドアを開けずにどうするの。

エリーゼは自分を奮い立たせた。


意を決してドアを叩く。

程なくして老紳士が出てきた。


「夜分に申し訳ありません。フランツ・シュトレゼーマンは

こちらに居ますか?」

緊張した面持ちでそう言うのがやっとだった。

「貴女は?」

「これは失礼しました。私はシュトレゼーマンのマネージャーを

やらせて頂いているエリーゼと申します」

ラードルフは少し困ったような顔をした。

エリーゼを中に入れていいものか迷っていた。


「あなた、どうなさったの?」

妻のフェビエンヌが声をかける。


「いや、その・・・」

歓迎されていないのはすぐに分かった。

彼を無理やり連れ戻しにきたのではとでも思ったらしい。


「すいません。少し話をさせて頂けませんか?

無理に連れて帰る気は毛頭ありませんので」

ラードルフとフェビエンヌは顔を見合わせる。


「少々お待ち下さいませんか」

「はい」

エリーゼは少し寒かったのか襟元を押さえた。

会ってくれるだろうか?

いつものように強引にこのドアを開けようとは思わない。

今回はそれでは意味がないのだから。


しばらくするとドアが開いた。


「どうぞ、お入りください」

と中へ促された。

とりあえずは会ってくれるようだ。

エリーゼはほっとした。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。